陥没乳頭の治療【保険診療】
1〜2mmの傷で陥没乳頭を治す
授乳機能回復の目的(おおよそ40歳以下)なら保険診療で治療を受けることが可能。
陥没乳頭とは?
- 乳頭が埋まってしまっている状態を陥没乳頭といいます。陥没乳頭は 外見上のみならず、将来、授乳困難や乳管炎の原因となるなどの障害が出てきます。
陥没乳頭の重症度分類
- ◎軽~中等度
- →専用の器具を用いて吸引したり、刺激によって乳頭が出てくる。
陥没乳頭手術
- *軽度から中等度の陥没乳頭の場合、乳頭の付け根に沿って1〜2mmの傷を4カ所のみで手術をします。傷の少ない陥没乳頭の改善が可能です。
- **重度の陥没乳頭の場合、切開による手術が必要です。
- ***手術後は授乳に差し支えなく、傷跡もほとんど目立ちません。
また、授乳機能の回復目的で保険適用となります。一度ご相談ください。
陥没乳頭〜診察の流れ〜
- お悩みの症状や治療歴について問診を取ります。
- 診断は陥没した乳頭を専用の器具を用いて吸引し乳頭の突出具合を観察します。
- 陥没乳頭の治療法についてメリットとデメリットについて説明していきます。
陥没乳頭手術(保険診療)
当院で行う陥没乳頭手術(保険診療)
- 1〜2mmの傷から乳管を伸展させて極力皮膚に傷をつけない術式を採用しています。
- *手術は傷が目立たない様に細心の注意を払います。手術による治療を希望される方はご相談ください。ただし、術後合併症は起こり得ますので十分に検討をした上で決定してください。
当院での陥没乳頭手術(保険診療)はこんな方に適応
- 可能な限り傷を最小限にしたい。傷を残したくない。
- 術後合併症やリスクについて十分理解している
- 授乳回復を目的としている。
陥没乳頭手術(保険診療)の概要
- 麻酔:局所麻酔
- 所要時間:両側10〜20分程度
- 洗顔・シャワー:翌日より胸から下シャワーは可。創部は濡らさない様にしてください。
- 施術費用
- 片側 7,350点・両側14,700点
- →自己負担額(手術費用のみ、3割負担の場合)は、片側 22,050円、両側で44,100円となります。
腋臭症手術(保険診療)〜皮弁法のリスク・合併症
- ①内出血・腫脹
- ②血流障害
- ③再発
- ④術後疼痛
- ⑤色素沈着
- ⑥創部感染・縫合糸膿瘍
- ⑦知覚鈍麻
- ⑧瘢痕・ケロイド
- ⑨皮膚壊死
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よくある質問
陥没乳頭の手術後はどのようになりますか?鈍くなったり、再発することもありますか?
手術後は、1週間は乳頭が乳腺側に引き込まれない様にプロテクターを固定し、その上からガーゼを覆い、患部を保護するために肌色のテープを使用します。
乳頭は圧迫をしないように大き目のカップのブラジャーの使用をおすすめします。
入浴は抜糸後の傷跡の状態によりお話させて頂きます。日常生活は当日より行えますので家事などに心配はありません。
陥没乳頭術は、陥没の程度によって適切な手術を行えば再発することはありません。
手術をせずに、補強器具のみで押し出している場合には限界があり、もとにもどることがあります。
手術は傷跡が残らないように行うことと、乳管を傷つけないように行いますので、ご安心ください。
陥没乳頭の手術は早めに行なうほうがいいですか?
陥没した乳頭(乳首)は、見た目の問題以外にも、将来授乳のときに不自由をすることや乳頭炎、乳腺炎になりやすかったりしますので、早期治療をお勧めします。
確実性が高い手術で、かつ傷痕が目立ちません。
陥没乳頭の手術はどのような方法ですか?
重度により2つの方法があります。軽度から重度の方へは、ティモリアン法を行い重度の方はサカイ法を適用します。
ティモリアン法は乳輪基部より、葉状に皮弁を作成し、皮弁の表皮を切除します。それぞれの皮弁を乳頭直下に作成したトンネルの下を通して交差させ、再陥没を予防します。傷あとは乳輪内におさまり目立ちにくい方法です。
サカイ法とは、乳頭を中央で切開し内部の繊維組織を処理します。切開部の両側から葉状の皮弁を作成し表皮を切除します。両側から皮弁を交差させしっかりと固定します。
どちらも乳管を温存しながら伸ばすために乳頭組織内に橋渡し組織を作ることと、乳頭が沈まないような皮下縫合を行います。
局所麻酔ですが、痛みに弱い方へは全身麻酔も行っております。
術後は痛みをおさえるために内服薬の処方と、7日後に抜糸にお越し頂きます。その後は傷跡が残らないように経過診察にお越し頂きます。
アフターケアと注意事項
もしも術後にどうしても気になることがございましたら、遠慮なくご相談下さい。10万件以上の豊富な施術実績から、施術を受けられた方々の立場になり、万全で安心のアフターケアをアドバイスいたします。
略歴・プロフィール
昨今の美容医療はめざましい進歩をとげております。
私も含め当院の医師・スタッフは、ターミナルステーションクリニック(すべての治療法を追求しゲストの目的に合せて最適最高の施術を提供できる美容医療)のコンセプトを全うするために日進月歩、努力を惜しまず精進しており、チーム医療を前提に皆様の 様々なお悩みに真正面から向き合っています。
ゲストが納得するまでお話させていただいておりますので、一度ご相談くださいませ。
院長の詳しいプロフィールはこちら
平成11年3月 |
和歌山県立医科大学 卒業 |
平成11年4月 |
大阪大学医学部付属病院麻酔科 勤務 |
平成12年4月 |
大阪警察病院形成外科 勤務
その後市立泉佐野病院形成外科、大阪労災病院皮膚科形成外科勤務 |
平成16年11月 |
コーラルビューティークリニック開設 |
*施術の効果には個人差がございます。