美容医療の健全化に向けた啓蒙活動
美容医療の健全化に向けて清和会ができること
美容医療やエステでの美容トラブルは多発しています。美容トラブルが起こる原因や手法を知り、それらを避け、被害を最小限にすると思われる対策を以下に示します。参考にしてください。
【美容トラブルの原因と手法を考察】
- 1不明瞭な料金設定
- 2カウンセラーによるアップセル
- 3(医師側)説明と技量の不足
- 4(患者さん側)心構えの問題点
- 5ネットからの情報過多と偏り
【①〜⑤の対策・心構え】
- 1【安いものと高いものを並べて売る手法を避ける】保険診療では高名な先生でも研修医でも同じ手術は同じ費用です。上手い下手も経験も関係ありません。高すぎるのは論外ですが、安心をお金で買うという一つの考えがあり、また、美容医療は自由診療ですから高いもの全てが悪いわけではありません。ただ、高い値段設定の手術が全て上質でもなく、安いもの全てが良心的でもありません。失敗しないための見極めのポイントは自分に高いものを売りつけようとする姿勢があるかないかを見ることです。自分を狙ってくる人は信用できません。安いものと高いものを並べて売る手法では必ず、安い意味や理由を説明した後、高い方の良さをアピールしてきます。そこで高いものが今日なら安くなります!と言われたら誰でも心が動きます。”高いものが安くなると欲しくなる””高いものが良いものに見えてくる”心理が狙われますので、自分が獲物になりたくなかったら逃げましょう。有名ブランドが自社の高級バッグをキャンペーンなどで100円均一のカバンと並べた売り方をしたり、当日割引もしないですよね?
- 2【カウンセラーが診療行為をする手法を避ける】全てのカウンセラーが悪いわけではありませんが、カウンセラーはそもそも医療従事者でない場合が多いです。また、とても親身に相談にのってくれるカウンセラーさんがおられると思いますが、相談を受けて治療方法やその費用まで決めてしまうのは診療行為であり、カウンセラーがすべきことではありません。一方で、カウンセラーは相談しやすく、優しく悩みを聞いてくれて頼りになり、親近感を感じやすいと思います。しかしながら、悪いカウンセラーさんは、あなたが治療を受けたいという気持ちにさせることを仕事にしています。①でお示しした手法はアップセルと言われ、アップセルをしてきた場合、悪いカウンセラーの可能性があります。
- 3【美容外科の経験が浅く、かつ形成外科のトレーニングを受けていない医師を避ける】形成外科のトレーニングを受けていなくても、上手で天才的な美容外科の先生はたくさんおられますので個別に判断してもらいたいですが、一般には、日本形成外科学会のHPにもあるように美容医療、特に美容外科手術は形成外科のトレーニングを受けている医師が望ましいと言われています。
- 4【全ての希望がそろうと言われたら疑って一旦避ける】美容医療は健康な身体に整容上の理由で治療を施す医療ですから、特に起こりうる合併症などを十分に理解することが大切です。一般に、切らない施術は切開する施術に比べて効果が劣ることが多いですが、それは切りたくないという希望を優先した結果の判断であって、切らずに、切開する施術で得られる効果は得られません。
- 5【作られたネット情報(フェイク情報)を避ける】これは様々な意見もあると思いますので個々の判断によります。ただ、ネット上には『勝手にランキングサイト』が溢れ、『口コミをお金やモニター料金と引き換えに買える』という事実があります。全てがフェイク情報ではありませんが、全てが真実でもないということは認識していた方が良いでしょう。
8つのお約束
8つのお約束
- 1診察から施術・検診まで、すべてを大切にしています。
- 2できる事とできない事を明確にお伝えします
- 3健康な身体を預かる責任から、治療をお断りすることがあります
- 4疑問や不安を残した状態では施術はおこないません。
- 5営業トークは一切ありません。時には厳しいお話をする場合があります。
- 6適性な安心のアフターケア
- 7適正価格と適正なサービス。アップセルはしません。
- 8喜ばれる美容医療を提供します。

*施術の効果には個人差がございます。