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豊胸をしたいと考える場合、まず頭に浮かぶのが豊胸バッグ挿入手術です。この手術には抵抗を感じる方も多いでしょう。ではなぜ抵抗を感じるのでしょうか?
その理由は…
本当にこんなことが起こるのでしょうか?答えは起こります。ご自身に合わない手術術式を選択したり、医師の技術力が低かったり、麻酔方法が悪いと確かにこれらの不安は解消されません。しかし、逆に全てを解消した術式であれば起こらないとも言えるのです。ここでは1つ1つの不安について解説していきましょう。
手術が嫌な方は豊胸バッグ挿入手術は適応外になります。ただバッグが嫌という方には当院ではサブQヒアルロン酸注入法やコンデンスリッチ豊胸脂肪注入術もご用意がありますので、一度ご相談ください。しかしながら、ただ、手術が『怖いからしない』という言葉の中には様々な意味が含まれております。それは、『手術はみんながみんな怖い』からです。その中でバッグ手術をする方としない方に分かれるのは、性格にもよるところが大きいと思います。例えば、語弊があるかもしれませんが、ジェットコースターに絶対乗らない人は手術を絶対にいたしません。ジェットコースターに乗る人は手術が怖いと思っていても手術をする可能性がある方です。ジェットコースターは誰でも怖いものです。乗る人は怖いから乗るわけです。ただ、怖いからという理由ではなくそれが楽しいからなのです。豊胸バッグは確かに怖いかもしれませんが、ずっと悩み続けることを考えれば、確実な手術によってその悩みが解決するという楽しみがあるわけです。
以上のようにご自身の性格を分析してみると見えてくる道筋があります。もし、ジェットコースターに乗らない方は、いくら手術をしようか悩んでいても性格上ほぼ無理なのですから、バッグ手術以外の方法を考えるか、もう悩まない事です。
傷は確かに残ります。基本わきのしわに合わせてか、乳房下のバストラインに沿って傷を設定します。ただ、後でも説明しますが、わきだから目立たないとかの安易な理由でわきの傷を選ばない事です。
豊胸バッグ挿入手術は半径5cm前後の人工乳腺を使用します。これを体内に挿入するわけですから、入口が必要になります。入口には約3~4cmが必要で、これは仕方のないことなのです。しかし、我々には傷を目立たないようにできる縫合術があります。傷を一本のしわであるかのように目立たないようにすることは可能です。よく傷のイメージとしては盲腸手術や帝王切開後の傷をイメージする方が多いのですが、これは明らかに傷自体に1cm位の幅があり、かつ赤く盛り上がっていますね。こういう傷にはなりませんのでご安心ください。一本の糸状の傷で赤みは術後3~6カ月で肌色か白色になり、落ち着いていきます。もし、傷がケロイド状になるから豊胸バッグ挿入手術が嫌だという方は、一度ご相談ください。
基本的に私たちは日帰りでの全身麻酔はお勧めしていません。なぜなら日帰りでの全身麻酔は危険な行為だからです。ここで麻酔について説明すると、全身麻酔には鎮静と鎮痛が必要で、鎮痛には基本、麻薬を使わないといけません。麻薬を使えば術後でも呼吸管理等が必要なため、日帰りは不可能です。一般に日帰りの全身麻酔では鎮静を強くすることで痛みをカバーする結果になります。鎮静を強くするということは麻酔深度をかなり深くしないといけませんから、危険な麻酔ということになります。寝ている間に終わらせたいという安易な要望だけで、全身麻酔を選択するのは間違えです。私たちは硬膜外麻酔と静脈麻酔を併用したハイブリッド麻酔法を採用しており、痛みには硬膜外麻酔で対応し、静脈麻酔で軽く寝た状態にして恐怖感を感じないようにしています。安易な考えで全身麻酔をすることがトラブルのもとなのです。
バッグの性能は昔と違い、格段に向上しており、身体に有害な状況になる事はありません。ただ、純粋に異物を入れるのが嫌な場合、豊胸バッグ挿入手術は適応になりません。この場合、コンデンスリッチ豊胸による脂肪注入が適応かもしれません。ご自身の脂肪を用いるので安心です。
バッグが変形する原因は拘縮と呼ばれる身体の過剰な傷修復過程でおこる現象で発生いたします。逆に拘縮を起こさない方法があれば、変形は起こらないと言えるのです。豊胸バッグ挿入手術では出血をいかに起こさないかが重要なポイントになり、出血のコントロールが可能になれば、拘縮は起こらないのです。少し話がそれますが、日本の場合、わきの傷からのバッグ挿入が全体の8割をしめ、他の国々と比べると明らかに偏った傾向があります。同時に拘縮が多いのも日本であるという事実もあります。これは出血のコントロールがわきからの挿入の場合、ほぼ不可能で、胸の下方内側に手術操作する際、手が届かなかったり、目で正確に見れなかったりすることが原因です。つまりは、一度この部分で出血が起こると、拘縮の可能性がぐんっとあがってしまうわけです。わきからの挿入を選択する場合、細心の注意をもって手術に臨む必要があり、もしもこうしたリスクをほぼ完全に無くしたい場合は乳房下のバストラインからの挿入が一番です。この場所からのアプローチだと出血のコントロールが完全にでき、かつ無駄な組織を傷つけませんので、感覚鈍麻などの神経障害も起こらないのです。安全で、どなたにでも正確な結果を提供するため、第一選択は乳房下からの挿入をお勧めしており、いわゆる変形が生じないと言える理由がここにあるのです。
豊胸バッグ挿入手術は手術である以上、痛みは存在します。ただ、その痛みの程度は術式により雲泥の差が生まれます。例えば大胸筋下法だとその痛みは1カ月続く方もおられますし、わきからの挿入の場合、余分な範囲の手術操作が加わるため、痛みも強く出てしまいます。痛みを最小限にするには、『大胸筋に触れない事』『無駄な組織に手術操作を及ぼさない事』『出血のコントロールを完全にすること』がポイントですから、もしも痛みが嫌だという方には乳房下からの挿入術が最良の選択になるわけです。これは 5)でもお話した事と関連しており、痛みを最小限にする事が実は可能なのです。
術後のマッサージってなぜ必要かと言うと、5)でも説明した拘縮を予防するためなのです。根本に立ち返ると拘縮を起こさないような手術をすればマッサージは不要なわけですから、拘縮を起こさない術式を選択すればこうした心配はありません。
バッグは現在、品質・性能ともに最高のものを使用しております。バッグが破損することは交通事故にでも合わない限り起こりませんし、腐るということはありません。ただ、質の悪いバッグを使用すると、バッグが変色したり、品質が低下したりしますので良いバッグを使用すればこうした危険性は解消されるわけです。
巨乳になるにはバッグの量で言うと300ccとか500ccのものを挿入した場合だけです。たいていの場合は120~240ccのバッグを使用するため、大きすぎず、均整のとれたバストが実現いたします。バッグの手術をすると巨乳になるというのは正確には間違えです。ご自身の希望をしっかり伝えれば、こうした不安は解消するわけです。
動きのない胸になるのは、5)でも説明した拘縮が起こるか、大胸筋下に固めのバッグを挿入した場合に起こります。拘縮は術式の選択により回避できますし、大胸筋下法を選択する場合でも非常に柔らかいバッグを使用すれば、こうした不安は解消されます。
あなた様のご要望のすべてを豊胸専門医師がヒアリングし、提案する最適バストサイズのシミュレーションをすることで実際のイメージを確実にしていただきます。この際、切開線をわき下か乳房下のどちらにするか決定します。切開はほんの2~3cm程で、傷口はシワに同化するので目立ちません。
硬膜外麻酔を使った痛みコントロールにより、よく心配される術中・術後の痛みをほぼゼロにすることも可能です。また当院の人工乳腺法は身体に非常にやさしい設計ですので、元々痛み自体が少なく、実は局所麻酔でも施術可能で、身体に負担の大きい全身麻酔が不要です。
わき下か乳房下のシワに沿った挿入口から、乳腺下、または大胸筋下にバッグのためのスペースを作り、そこにまずテスト用バッグを使用して、バッグの位置やできあがりの形・大きさを確認します。
テストで十分に確認し、あなた様専用バッグを挿入します。
挿入口を溶ける糸で真皮縫合という傷口をきれいにする縫合を施します。
最後に胸用のバストサポーターで胸の安静をはかり終了します。手術自体は約40分。麻酔やセッティングを含めて約90分が時間の目安。入院の必要はございません。
昨今の美容医療はめざましい進歩をとげております。
私も含め当院の医師・スタッフは、ターミナルステーションクリニック(すべての治療法を追求しゲストの目的に合せて最適最高の施術を提供できる美容医療)のコンセプトを全うするために日進月歩、努力を惜しまず精進しており、チーム医療を前提に皆様の 様々なお悩みに真正面から向き合っています。
ゲストが納得するまでお話させていただいておりますので、一度ご相談くださいませ。
平成11年3月 | 和歌山県立医科大学 卒業 |
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平成11年4月 | 大阪大学医学部付属病院麻酔科 勤務 |
平成12年4月 | 大阪警察病院形成外科 勤務 その後市立泉佐野病院形成外科、大阪労災病院皮膚科形成外科勤務 |
平成16年11月 | コーラルビューティークリニック開設 |
*施術の効果には個人差がございます。