清和会のお約束

医療法人 清和会とは

医療法人清和会は平成4年に大阪の整形外科クリニックを母体として設立され、東京表参道を拠点に、専門性の高い安心の医療を提供することで地域医療に貢献することを目的として、秋田・静岡沼津・和歌山に診療所を開設している設立28年目の広域医療法人です。心臓血管外科医が下肢静脈瘤(保険診療)の治療を担当する血管外科部門と形成外科医が形成外科(保険診療)と美容医療を担当する形成外科部門で構成され、それぞれが専門性を活かして地域の診療にあたっております。

このサイトでは形成外科部門について主に案内しておりますが、血管外科については別サイトにて詳しくご案内しておりますのでそちらをご参照ください。また、大阪を拠点にして医療・介護サービスを提供する医療法人惠和会とも姉妹グループをなしており、東京・大阪・秋田・静岡・和歌山における様々な世代の方々のお声に寄り添う医療を目指してグループ一丸となって日々精進しております。

8つのお約束
  • 診察から施術・検診まで、すべてを大切にしています。
  • できる事とできない事を明確にお伝えします
  • 健康な身体を預かる責任から、治療をお断りすることがあります
  • 疑問や不安を残した状態では施術はおこないません。
  • 営業トークは一切ありません。時には厳しいお話をする場合があります。
  • 適性な安心のアフターケア
  • 適正価格と適正なサービス。アップセルはしません。
  • 喜ばれる美容医療を提供します。

保険診療と自費診療を対応

保険診療の適応可否を患者さんが知る権利を守ります

例えば眼瞼下垂症の治療は整容目的の場合は保険適応外であり、機能回復を主目的とする場合は保険適応(手術適応基準あり)とするのが原則ですが、一方で、自費診療の二重まぶた相談で来院される高齢者の多くは、程度の差はありますが、眼瞼下垂症(軽度〜重度、偽性)の方がほとんどです。また、眼瞼下垂症の保険適応基準ですが、中等度から重度の眼瞼下垂症は全て保険適応基準を満たしますし、軽度の方でも中等度寄りの方は保険適応となることがあります。

さらに、多くの方々が、美容外科で眼瞼下垂症手術をした方が結果は美しく、形成外科でする手術が美容外科でする手術よりも劣っていると勘違いしています。形成外科の一分野が美容外科であり、美容外科医の中には形成外科のトレーニングを受けていない医師もたくさんいますから、形成外科にできて美容外科にできないことはあっても、美容外科にできて形成外科にできないことはありません。

よって、ご相談に来られた方の主目的が整容面の改善であれば基本、全て自費診療となりますが、自分が病気であることに気づいてない方も多く、手術適応基準を満たす方には保険診療でできる旨はお知らせする責任があると考えております。これは、医療法人清和会が保険診療と自費診療の両方を診療できるようにした理由の一つですが、眼瞼下垂症や陥没乳頭、わきが、ホクロ・イボなどは形成外科(保険診療)と美容外科(自費診療)でオーバーラップしている(重なる)場合が多く、両方に対応できないと患者さんのことを最優先にした医療を提供できないと考えております。治療を受けたいと思ったら、自費診療しか対応していない病院に行くだけでなく、一度、保険診療での診察を受けるのも後悔しないための選択の一つなのかもしれません。ご参考にしていただければ幸いです。

  • *(参考)陥没乳頭の保険診療適応基準は授乳機能の回復目的であるか否かです。
  • *(参考)腋臭症(わきが)の保険診療適応基準は鼻を近づけなくても臭うレベルであるか否かです。
  • *東京表参道は自費診療のみの対応です。保険診療の対応は現在準備中です。
  • *上記は保険で二重ができるという意味ではありません。整容目的の治療は全て保険適応外です。

高品質・低価格の自費診療

医療従事者による責任ある医療を約束します

適正価格

美容医療は自費診療で、保険はきかず、負担する費用は決して安くはありませんが、できるだけ費用を抑えるよう日々努力しています。また、『皆様に喜ばれるための価格で提供する』を合言葉に、相場で決めるのではなく適正価格かつ低価格になるよう目指しておりますが、アップセルにつながるようなキャンペーンはしていないため、劇的に安価な施術はご用意できませんのでご容赦ください。ただし、相場から見ても劇的に安く見えるような施術もたくさんあるかと思います。それらは全て適正価格と判断して提供しておりますのでご安心ください。

アップセルとは?

アップセルとはビジネス用語で、『より高いものを買ってもらう事で顧客あたりの売上単価の向上を目指す手法』を指します。本来、医療には似つかわしくない言葉ですが、美容医療やエステ業界では実際に行われていて、美容トラブルの元凶の一つと考えられます。例えば『紙媒体やホームページで見た非常に安価な二重埋没法のキャンペーンを見て、その手術をしようとして診察に行くと、その安価な埋没法に使う糸は太くて傷が目立つから高い埋没法の方が傷も目立たず良いとの説明を受け、広告に記載している金額の10倍以上の治療に乗り換えるように勧められる事例』などがあります。根拠のない理由で不安をあおって高額の施術を勧めるので、それが正解だと信じて、意味もなく自分が高額を請求されていることに気づかない場合も多いと思われます。

こうした事例など、美容トラブルの多発に伴い、大阪みなと中央病院・美容医療センターが美容医療の健全化を目的に設立されたのをはじめ、各地の大学病院でも美容医療診療がスタートしておりますので、お近くの信頼できる美容医療施設へご相談ください。

また、アップセルを実施する美容クリニックでは、患者さんのお悩みを聞いて施術の提案や施術金額の説明をカウンセラーが担当する場合が多いと言われています。カウンセラーは医師免許や看護師免許などの国家資格を持たない一般の方が多く、歩合制で就業していることもあるため、資格喪失などのペナルティーもなく、自分の歩合のために高額な治療費を巧みな話術で躊躇なく勧めてくる事があります。ご注意ください。

十分な説明と妥協点の明確化

営業トークは120%ありません!大切な身体を預かる真剣勝負だから、時には厳しく!

  1. こんな風になりたいという結果の希望
  2. こんな方法(切る・切らない等)ならやってみようかな!という方法の希望
  3. 無理のない予算の希望
  4. 術後の効果持続力が長い方が良いな!という持続力への希望
  5. など希望を言い出すときりが無くなります。

しかし、これらの希望がすべて揃うことがあるでしょうか?残念ながら全ての希望を叶えるものはありません。(*切りたい!という希望があれば満たす場合があります。)

誰もが一番良い結果で、切らない方法、安くて、長持ち、腫れないのが良いに決まっていますが、全てを叶えるものはなかなか無いです。

何か1つを選ぶとき、必然的に他の選択肢を捨てなければならないことをトレードオフと言い、日常でも複数の選択肢から同様に1つを選んでいるはずです。例えば、食事の時、材料やお店のレベル、予算を考えて優先順位を決めて、自分で意思決定をしていますよね?また、目的地まで各駅停車で行くか、快速で行くか、特急で行くか、新幹線で行くか、飛行機で行くか、快適さや、速さ、予算など、優先順位を決めて選びますよね?美容医療でも同じです。すべてが揃っていると思い込まないことが大切です。

そういう視点に立って自分の希望を整理してみると、冷静に、納得のいく選択(妥協点を理解して治療をする選択や治療をせずに、もう悩まないという選択など)ができると思います。

こちらにとっても患者さんの大切なお身体を預かるわけですから、診察は真剣勝負です。客観性を大切にした診察を大切にしていると、ごく稀にですが、『自分がやろうと考えてきた手術で、結果も希望通りにしろ!』、『希望を全て叶えるのが医者だ!』、『お客様として扱え!』、『お客様は神様だ!』と自分の思い通りに話が進まないことで、苛立つ方もおられますが、何卒ご理解くださいとしか言いようがありません。美容医療の診療では、時には厳しく、無理なものは無理とお伝えしなければなりません。この時、こちらは上から目線になることもありませんが、下手に出ることもありません。そうした場合は丁重にお断りさせていただいくしかないのですが、客観性を大切に、あくまでも対等の立場での診察を基本とし、営業トークゼロの診療を貫いていきますのでご理解ください。あくまでも冷静に対応することを心がけています。もし、頭を低くしない医者なんて腹が立つ!という方がおられましたら、当院の診察は向いていないかもしれません。

そして最後に以下の項目をしっかりと確認してから施術を受けることをお勧めします。

  1. 使用する薬などがどのようなものか、自分でも説明できますか?
  2. 効果だけでなく、リスクや副作用などについても知り、納得しましたか?
  3. ほかの施術方法や選択肢の説明も受け、自分で選択しましたか?
  4. その施術は「今すぐ」必要ですか?